微小地震活動と応力変化
図1 応力の変化率
縦軸 微小地震の観測データから推定された応力の変化率
横軸 プレートの沈み込む方向に沿った位置関係(下の地図と対応している)
横軸において、原点に近いほど陸側の深いところを示し、逆に原点
から(正の方向に)離れるほど、海溝軸に近い浅いところを示す。
プレートの推定固着域の中央部や深い側で応力の変化率が大きいことが分かる。
点線は、大地震発生10年、20年前の推定応力変化率(モデル計算値、図3、4参照)
図2 モデル計算の設定
ローマ数字の場所はプレート境界より5km下で、図3、4のものと対応している。
図3 モデル計算結果 その1
加藤・平澤の方法に基づいて計算した大地震発生前50年間の応力の変化率
大地震の発生に向けて、一般に応力の増加率は減少していく。
図4 モデル計算結果 その2
発生前の5年間を拡大したもの
なお、この研究は防災科学研究所と地質調査所の共同で行われたものです。